ELECOMハイレゾ音源対応オーバーヘッドホン「EHP-R/OH1000AGD」レビュー

10月29日の記事にも書きましたが、先日参加したAUGM大阪/October 2015のじゃんけん大会で、ELECOMさんのハイレゾ音源対応オーバーヘッドホン「EHP-R/OH1000AGD」をゲットすることができました。ELECOMさん、ありがとうございます!
 
そこで、しばらく使用した感想を書かせていただきます。
 
IMG_9093まずは、一緒にもらったオーディオカタログ。気合いが入ったカタログですが、そこには・・・。
 
IMG_9094意外にいい音、エレコム。」なんと自虐的な(^^;。
 
IMG_9029パッケージ。ものすごい高級感・・・というわけではありませんが、比較的丁寧なつくりの箱に入っています。
 
IMG_9098輝いています。決して派手なゴールドではなく、私が使っているMacBook 12インチ(Early2015)と同様、上品なゴールドです。
 
IMG_9106箱から取り出しました。そんなに重くはなく(カタログ値で約180g)、長時間装着していても負担は少ないものと思われます。
 
IMG_9115イヤーパッド部分。ふわふわで柔らかく、かといって柔らかすぎるわけでもなく、耳に装着したときに適度に圧力を分散してくれます。私は眼鏡を常用しているのですが、眼鏡をかけた状態で装着しても、眼鏡のツルが圧迫されて痛くなるということはありませんでした。
 
IMG_9110もちろん、アーム部分で長さを調整することができます。
 
IMG_9111 IMG_9112微妙に角度を調整することができます。
 
IMG_9169折りたたむと、かなりコンパクトになります。
 
IMG_9108コードには、マイク付きリモコンが付いています。
 
IMG_9117iPhone 6s Plusで使用したところ、説明書記載の通りのコントロールをすることができました。
ボリュームの調整機能がないのが残念。
 
IMG_9119私が普段使っているイヤホン。左は、iPhoneに付属しているアップル純正「EarPods with Remote and Mic」。右は、ソニーのBluetoothワイヤレスノイズキャンセリング機能付きイヤホン「MDR-EX31BN」。どちらも耳の穴に装着するタイプですが、MDR-EX31BNは耳の穴の中に入れてしまうカナルタイプのヘッドホンです。EarPodsは主にiPad用、MDR-EX31BNはiPhone用として使っています。
普段使っているこれら2つの製品と今回頂いたEHP-R/OH1000AGDを聴き比べてみました。
最初に断っておきますが、私はオーディオマニアではありませんし、微妙な音質の違いを聴き分けられる耳を持っていません。また、音に対するこだわりは残念ながらほとんどありません(こんな私がヘッドホンのレビュアーとして適切なのかどうか…。)。
 
iPhone 6s PlusやMacBook 12インチ(Early 2015)で普段よく聴いているMr.ChildrenやBeatlesの曲を聴いてみたところ、EarPodsよりは明らかに「いい音」だと感じられました。そもそも、このアップル純正のEarPodsはどうしても私の耳に合わず、装着感が非常に悪い結果、隙間だらで環境音の侵入による雑音が酷いような気がしていたのですが。それに比べると、EHP-R/OH1000AGDは、イヤーパッドが耳全体をしっかりとカバーしてくれるおかげで、音の振動が漏れることなく耳に伝わる感じがしますし、また環境音の侵入も(EarPodsに比べれば)少ないですね。
 
一方、MDR-EX31BNと比較すると、こちらはカナルタイプですので当然遮音性が高く、音の振動がダイレクトに伝わっていきますが、EHP-R/OH1000AGDは「鼓膜から遠い」ためか音の振動が若干マイルドになっているように感じられます。そのためかどうか分かりませんが、EHP-R/OH1000AGDの方が低音が弱めのように感じられますが、この辺りは好みの問題でしょうし、気になるようであればイコライザを調整することで好みの音質に変えることも可能だと思います。
 
ちなみに、MDR-EX31BNには結構強力なノイズキャンセリング機能が付いているので、これをオンにすると環境音の影響をさらに低減させることができます。一方、EHP-R/OH1000AGDにはノイズキャンセリング機能がありません。カフェでEHP-R/OH1000AGDとMDR-EX31BNを比較してみたのですが、周りが騒がしい場所では、やはりノイズキャンセリング機能が欲しいですね。
 
EHP-R/OH1000AGDを使って感じたのは、MDR-EX31BNに比べて耳への負担が圧倒的に軽いということ。カナルタイプのMDR-EX31BNは耳の中に入れ込んでしまうので密閉感、装着感が高いのですが、その分、どうしても外耳部分へ負担がかかってしまいます。MDR-EX31BNを常用していたのですっかり慣れてしまっていたのですが、今回、EHP-R/OH1000AGDを使ってみて、改めてMDR-EX31BNの圧迫感を感じることになってしまいました。
 
また、「低音が弱め」と書きましたが、EHP-R/OH1000AGDをしばらく使った後にMDR-EX31BNを使うと、同じ曲でも、MDR-EX31BNは低音が少し不自然に強調されているように感じました。好みの問題ですが、EHP-R/OH1000AGDの方がより自然な音なのかもしれません。
 
そして、EHP-R/OH1000AGDのウリの1つであるハイレゾ対応についてですが・・・残念ながら、私はハイレゾの再生に対応した機器を持っていないので、検証することができませんでした💦 試しに、SONYのハイレゾについての解説ページからサンプル音源をダウンロードし、Mac用のVOXというハイレゾ対応のプレイヤーで再生して聴き比べてみたのですが、違いがわかりませんでした。
 
すみません・・・💦
 
オーバーヘッドタイプは、イヤホンタイプのものに比べると本体はどうしても大きくなり、あまりスマートじゃないなと感じていたので敬遠していたのですが、いざ使ってみると、意外に「いい感じ」ですね。特に、EHP-R/OH1000AGDのイヤーパッドの柔らかさと装着時の負担の軽さはとても気に入りました。
 
外出時は、やはりノイズキャンセリング機能があるMDR-EX31BNを使うつもりですが、自宅ではEHP-R/OH1000AGDを使っていこうと思います。

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halu(はる)

Mac歴約20年の弁護士です。現在のメインマシンは、MacBook(Early 2015)、iPhone 7 Plus、9.7インチiPad Pro、Apple Watch Edition - 42mmホワイトセラミックケース。仕事ではWindowsも使っていますが。