iPhone 7 Plus 256GB ジェットブラック ファーストインプレッション(ついでに”+Simplism [Aegis] Full Coverage TPU Case for iPhone 7 Plus”のレビューも)

 9月24日に到着したiPhone 7 Plus 256GB ジェットブラックの開封の儀に続き、約1週間使った時点でのファーストインプレッションをお届けします。

1 デザインについて

 漆黒の高光沢仕上げは本当に質感が高く、iPhone 7 Plusを箱から取り出し手にした瞬間に前日のApple Watch Editionショックはどこかに吹っ飛びました。本当に美しい筐体です。表面は少しヌメッとしていて、手に持つと質感がダイレクトに皮膚へ伝わってくる感じがします。
 一方、ヌメッとした高光沢仕上げの表面であることのデメリットとして、指紋がかなりつきやすく目立つということがあります。先日、大阪の老舗AppleユーザーグループであるMUGNETの9月定例会にiPhone 7 Plusを持参したんですが、参加者のみなさんに回して見ていただくとあっという間に指紋だらけになりました。なので、指紋がつくことがいちいち気になる方はケース装着が必須でしょうね。私自身は、指紋がつくこと自体はあまり気になりませんし、気になったときに拭き取ればいいと思っています。
 ただ、指紋がつくこと以外に、このジェットブラックのiPhone 7にはケースが必要な理由があります。Appleによると、

 ジェットブラックのiPhone 7の高光沢仕上げは、精密な9段階の酸化皮膜処理と研磨加工によるものです。表面には酸化皮膜処理された他のApple製品と同等の硬度がありますが、使用とともに光沢に微細な摩耗が生じる場合があります。磨耗が気になる方は、iPhone用のケースを使って表面を保護することをおすすめします。(公式ページhttp://www.apple.com/jp/iphone-7/の脚注2)

とのことです。

 そこで、私もケースを装着することにしました。選んだのは、トリニティーさんの「[Aegis] Full Coverage TPU Case for iPhone 7 Plus」のクリアです。これを選んだ理由は、

 ・ケースをつけてもジェットブラックであることが一目でわかる透明ケースである。
 ・しなやかな素材で脱着がしやすそう(人に見せるときは、ケースを外してジェットブラックの美しさ、手触りを直に体感してもらいたい。)。
 ・「マイクロドット加工」で密着痕が出にくい。

という3点からです。

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 ヨドバシ梅田で1,830円でした。
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 ストラップもついています。

 ストラップがついていますが、私は同じくトリニティーさんが販売している「Lightningコネクター用ネックストラップ」を愛用しているので、付属のストラップは使用しません。 

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 このように、とてもしなやかです。
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 左側面の下の方に「+simplism」のロゴが入っています。

 Simplismのケースはとても質感が高くていいんですが、私とっての大きな欠点の1つが、このようにロゴが入っていること。トリニティーさんとしては譲れない自己主張なのかもしれませんが、せっかくの美しいiPhoneのデザインを少し乱してしまうように思います…。

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 底部のLightning端子部分にもカバーがついています。

 Lightning端子部分にもカバーがついているのですが、Lightningコネクター用ネックストラップを装着する際や充電する際にこのカバーを開けるのが少し面倒です。なので、私はこのLightning端子カバーをハサミで切り取ってしまいました。

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 iPhone 7 Plusに装着。密着痕は全くありません。ただ、やはりジェットブラックの光沢は減退してしまいます。
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 アウトカメラレンズの出っ張り部分。見た目はほぼフラットですが、指でなぞるとわずかにまだレンズの方が出っ張っています。側面は少し密着痕が出ていますね。

 このケースをつけることによってジェットブラックの光沢は減退してしまいますが、それでも外から見て一目でジェットブラックであることはわかりますし、人に見せるときにはすぐに外すことができます。また、確かに背面については密着痕が全く出てきませんでした。

 というわけで、当初はとても満足していたのですが、私にとって重大な欠点が発覚…。先日、iPhone 7 Plusで初めて動画撮影をしようと愛用しているShureのLightningコネクター接続のコンデンサーマイク”MV88″を装着しようとしたのですが・・・底部もギリギリまで覆ってしまっているため、このケースをつけたままではきちんと装着できませんでした…。

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 一見、ちゃんと装着できるように見えます。
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 ぐっと密着させると、MV88のLEDランプがつき、「MOTIV」というShure純正の設定アプリでもMV88が接続されていることを認識しましたが…。
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 わずかな振動でLEDランプが消え、接続されていない状態になってしまいます。

 わずかな振動で認識できなくなるようでは、動きながらの動画撮影に使うことができませんね…。
 まぁ、脱着しやすいのでMV88を使う際にはケースを取り外せばいいんですが、それはそれでちょっと面倒で…。

 というわけで、近いうちに別のケースに買い換えてしまうかもしれません…。

 

 その他のiPhone 7 Plusのデザイン面での感想ですが、まずはいろいろ話題となった「総務省指定」の刻印。

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 9月20日の閣議後記者会見での記者からの質問に対して総務大臣が「かっこ悪いと言われてしまうと、大変がっかりでございます。」と答えた「総務省指定」の刻印がしっかりと入っています。
 ネットではこの「総務省指定」という漢字による刻印について賛否両論があり、私の印象では「iPhoneの美しいデザインを台無しにしてしまう。」というような否定的な意見が多かったように感じられました。また、私も現物を入手する前までは、「えっ、ちょっとなぁ…。」と思っていました。

 しかし、実際にiPhone 7 Plusを手にしてこの刻印を見てみると、「あれっ、意外に違和感ない。」と感じ、全く気になりませんでした。おそらく、Appleは「総務省指定」の文字まで含めてちゃんとデザインしているんでしょうね。

 次に、アンテナのライン。iPhone 6シリーズと6sシリーズでは、電波の感度をよくするための通称「Dライン」がかなり目立っていました。

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 iPhone 6s Plus ローズゴールドの通称「Dライン」。
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 下部にもあります。

 iPhone 7シリーズでは、このアンテナのラインがボディ側面のみとなり、かつ、ジェットブラックモデルではラインの色も黒いため、ほとんど見えません。なので、背面は非常にすっきりとしたデザインになりました。

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「Dライン」はほとんど見えません。

2 感圧式ホームボタンについて

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  iPhone 7シリーズから、ホームボタンが物理的なボタンではなく感圧式となりました。外見上は従来のiPhoneと同様にややくぼんだ丸いボタン状のものが配置されていますが、電源が入っていない状態の場合、何の反応もなく押し下げることもできないので、ホームボタン以外の場所を押している場合と感覚は全く変わりません。
 しかし、電源を入れると、iPhone内部のホームボタン付近に内臓された”Taptic Engine”がホームボタンの感圧センサーと連動し、ホームボタンを押すとボタンを押しているかのようなフィードバックが返ってきます。
 ただ、正確にいうと、決して「ボタンを押しているかのような」感覚というわけではありません。iPhoneを手に持ってホームボタンを押すと、ホームボタン部分からというより本体背部から「コツっ」という反応があるという感じです。それに、これまでのiPhoneの物理的ボタンを押したときの押下げ感に比べると、少し弱い反応です(フィードバックの強さは3段階で設定できますが、最も強く設定してもやはり物理的ボタンに比べると弱いです。)。
 しかし、だからといってこの感圧式ホームボタンが使いにくいかというと、決してそのようなことはありません。発売前は感圧式ボタンの採用について否定的な記事が結構ありましたが、これらの記事は、わずかな時間iPhone 7や7 Plusを試しただけの時点で、従前のものとは違うことからくる違和感を否定的に書いただけではないかと思っています。確かに、私も最初はこの感圧式ホームボタンに違和感を感じましたが、あっという間に慣れてしまい、以前からこのようなホームボタンだったかのように全く違和感なく使っています。

 ところで、私が愛聴しているPodcast番組であるbackspace.fmのパーソナリティーであるドリキンさんが「物理ボタンじゃなくなったおかげなのか、凹み具合が気持ち浅くなったためなのか、Touch IDによる指紋登録がめっちゃ速くなった!」とおっしゃっていますが・・・私はiPhone 6s Plusの指紋登録とそれほど違いは感じられませんでした。

3 カメラ性能について

 iPhone 7 Plusの最大の特徴はデュアルレンズ、光学2倍ズームとなったiSightカメラ(アウトカメラ)ではないでしょうか。私自身、iPhoneで写真や動画を撮影する機会が多いので、カメラ性能の進化にはとても期待していました。まだそれほど使ってはいないので詳しいレビューを書くことはできませんが、光学2倍、デジタル最大10倍(動画は最大6倍)のズーム機能及び光学手ぶれ補正はとても快適です。
 ただし、正確にいうとiPhone 7 Plusのレンズは「光学2倍ズーム」ではありません。単焦点の広角、望遠のレンズを2つ装備しているというものなので、1倍から2倍の間を無段階で光学ズームできるわけではなく、1倍を超え2倍未満のズームはデジタルズームになります。また、各種のレビュー記事を読むと、iPhone 7 Plus標準のカメラアプリで撮影した場合、2倍に設定したからといって常に望遠側のレンズが使われているわけではなく、撮影時の状況によって最適の画像が得られる方法で撮影、データ保存しているようですね。

 この辺りのことについては、ITmedia Mobileに掲載された荻窪圭さんの「iPhone 7 Plusは2つのカメラをどう使い分けているのか」という記事に詳しく解説されていますので、是非ご参照ください。 
 また、動画撮影の性能については、ドリキンさんがキャノンのハイエンドコンデジPowerShot G7 X mark IIと比較した動画(DRIKIN VLOG #142「iPhone 7 Plusは本当にコンデジを殺したのか!?徹底検証」)及び比較結果を検証した動画(DRIKIN VLOG #143「iPhone 7 Plusが万能すぎる苦悩」)が非常に参考になります。ほんと、iPhone 7 Plusがあればコンデジはいらないでしょうね。

 iPhone 7 Plusのカメラで、1点、非常に残念なのがシャッター音です。iPhone 6s Plusと比較するとiPhone 7 Plusの方が明らかに大きなシャッター音が鳴ります。日本モデルは、従来から標準のカメラアプリではこのシャッター音が消せないようになっているんですよね。
 このシャッター音が消せないというのは、iPhoneに限らず日本で販売されている携帯電話、スマホに共通する「機能」のようなんですが、私は、いい加減、こんな「機能」はなくすべきだと思っています。この「機能」は盗撮を防止するためのものとのことですが、本気で盗撮する人はシャッター音が鳴らないカメラアプリを使っています。なので、日本では、盗撮する気のない人の携帯、スマホだけ大音量のシャッター音が鳴るという状況なんですよね…。

 なお、iOS10にこのシャッター音を消す「裏技」があったと話題になっています。私も早速この「裏技」を設定しましたが、やはりシャッター音が鳴らないというのは快適ですね。ただ、この「裏技」は単なるバグかもしれませんので、今後のアップデートで使えなくなる可能性もありますね…。

4 全体的なパフォーマンスについて

 Appleによると、最新のA10 FusionチップによりiPhone 7は2年前に発売されたiPhone 6の最大2倍の速さということですが、私が1年間使ってきたiPhone 6s Plusと比較すると、「ん〜、ちょっと処理が速くなったかも?」と思う程度です。もしかすると、ハードな処理、グラフィックを多用するゲームなどではそれなりに違いが出るのかもしれませんが、私のように、スケジュール管理、メール、Safari、Facebook・TwitterなどのSNSアプリ、Yahoo!ニュースなどのニュースアプリ、音楽、Podcastといった用途の場合、iPhone 6sシリーズからの乗り換えだと、はっきり体感できるほどのパフォーマンスの向上はないように思います。

 一方、バッテリーの持ちについて、Appleは「iPhoneで最も長い駆動時間」「一世代前のモデルと比べた場合、その余裕はiPhone 7で最長2時間、iPhone 7 Plusで最長1時間」としていますが、確かにiPhone 6s Plusよりもバッテリーの持ちは良くなったと感じています(特に、バッテリーを大量に消費するポケモンGOをやっているときなどw)。

 

 というわけで、以上、iPhone 7 Plus 256GB ジェットブラックのファーストインプレッションでした。また、気づいたことがあれば、ブログにアップさせていただきます。


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halu(はる)

Mac歴約20年の弁護士です。現在のメインマシンは、MacBook(Early 2015)、iPhone 7 Plus、9.7インチiPad Pro、Apple Watch Edition – 42mmホワイトセラミックケース。仕事ではWindowsも使っていますが。

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